よく子供の頃「勉強しなさい」って、毎日数えきれないほど言われてきました。
言われれば言われるほど勉強したくなくなるのはなぜか。
東大とか入るような勉強できて、人生で一度も「勉強しなさい」って言われたことがない人は心当たりがあると思います。
だって、勉強しないといけないのは自分が一番よくわかってるから。
勉強しなさいって言えばみんな勉強するようになるなら、「勉強しなさい」を録音してエンドレスで子供の横で流し続ければ全員東大に合格できるはずです。
逆に、自分が一番わかっている言葉を言われると、せっかくやる気が出て動こうとしているのにそれをあたかもわかっていないように、頭ごなしに命令されるのがとっても嫌なのです。
もっと深掘りすると、自分の意思と関係ないことを命令されるのがとても嫌なのです。
もっともっと深掘りすると、自分でもわかっていることを軽はずみな言葉で言い放つだけが嫌なのです。
もっともっともっと深掘りしてみましょう。
それは、自分の意思と自尊心を毀損され、更に自由を奪われていることに他ならない。
そりゃ誰だって嫌でしょ。
そんなの言われたら。
だから、子供が勉強して欲しいときは、子供の意思を尊重しながら自尊心を毀損しないように、促さないといけない。
例えば、家の両親が静かな環境で本読みなり勉強なりしている状態なら、否応なく子供も勉強をし始めます。
親がテレビやスマホを見ながら言葉だけ、子供に「勉強しなさい」って言えば、そりゃ逆効果になるでしょう。
是非自分が子供の頃を思い出して、嫌だった感情を深掘りして、言語化してみてください。
きっと子供の心に通じるところがあると思いますよ。
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